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2013年6月24日月曜日

少しの値下げだけで売れるようにする超簡単なテクニック。




少しの値下げだけで売れるようにする超簡単なテクニック。


売れないお店の場合、どうしても価格が高いのが原因ではないかと感じ他店の価格を参考にした割引などを行う事があります。
確かに値下げを行えば多少売り上げに変化は出てくるので否定はしませんし、適正な価格で販売する事で信頼性を高める事も出来ると思います。

しかし!そんな時に間違った値下げを行うと価格競争に巻き込まれ利益を減らしてしまう可能性が高くなってしまいます。
では、そのような場合にどうしたらいいのか、そんな時に価格競争に巻き込まれず最低限の値下げ幅だけで売り上げをアップさせる簡単なテクニックをご紹介します。



最初からは値引かない。


まず重要なのは最初から何割引などのような値下げを行わない事です。
このような値下げを日常的に行ってしまうと、その価格がそのお店での適正な価格だと思われてしまい少し高いだけでもお客さんに凄く高い印象を与えてしまう原因になります。

最近の事例で言うと、Amazonなどが一部製品の送料を無料から有料へ変更した件などが当てはまると思います。この件でネット掲示板などでは一斉にamazonの送料が高くなったぞという書き込みが増えました。これはもともとAmazonが全商品を送料無料にしていた事で、そこから送料が付いてしまうとお客さんは損をした気持ちになってしまい、普通のお店で購入する以上に割高な印象を持ってしまったのだと考えられます。

それに比べて、例えば普通のお店が最初から送料は600円などと決めて販売していた場合、そのお店を利用する人はその価格が適正だと判断するのでそこから値上げを行わない限りは高くなったという印象は持ちません。

高いと感じる人は上記のAmazonなどのようにもっと安い他のお店から買うからです。
これは商品価格にも同じ事が言えるので、商品価格を最初から3割引にしているお店には3割引でなければ買わないお客さんしか来ませんし、定価で売っているお店には定価でも欲しいものなら買いたいという考えのお客さんが来やすくなってきます。

言い換えてみれば、最初からセール価格を低く設定しすぎる事は
自分のお店のブランド価値をセールしているに等しいくらいの事だったりするのです。

まず売れない商品だけを少しだけ下げてみる。


そんな中、どんなお店でも売れ残り商品というものは出てきてしまうと思います。
この場合、一気に処分セールを行うのではなく、一度、少しだけ下げてアピールしてみましょう。

少しだけ下げる事によって、例えば定価だと買うのを躊躇っていたお客さんが、「この価格ならいいか」と感じて買ってくれる確率が上がります。
これは一気に価格を下げなくても大きな効果が生まれる方法です。

次はそれでもまだ売れない商品をもう少しだけ下げてみる。


その後、それでもまだ売れずに残ってしまった商品は、もう1段階価格を下げてみましょう。
それにより、上記の下げた価格よりまた1割安くなった価格なら買っても良いかと思ってくれるお客さんが購入してくれる確率が上がります。

このようにして段階的に値下げを行う事で、お客さんにとっても安くて欲しいものが購入出来、お店にとっても売れなかった商品が売れるというサイクルが出来上がります。

そこで一番重要なのが一番上の項目で記述した初期の価格設定の部分です。


この初期の価格設定が低ければ低いほど、利益を少なくしながら売れ残った商品を売り切って行かなければならなくなります。
大手の小売店など体力がある企業サイトなどなら何とかなるかもしれませんが、そんな大手と一般の小売店が価格競争を行っても勝てるような余力がありません。

ですから初期の価格は負担のかからない設定にしておいて、万一売れなかった場合でもこのようなカタチでセールを行いながら売って行く事が可能になるのです。

まとめ。

この項目でのやり方は説明抜きで簡単に書くとこうなります↓

「最初は余裕を持った価格設定で販売してみる」↓

「そこで売れ残った商品価格を少しだけ下げてみる」↓

「さらにそこでも売れなかった商品をもう少し下げてみる」

という流れとなります。

商品PRも十分行った上でこれ以上の価格でも売れない場合は実際もう欲しい人が世の中に殆どいない状態だと思われるので仕方がないとも考えられます。

ちなみに、この方法は一般の小売などで使われているやり方です。
知っているだけで無駄な値下げやセールを行わなくても売り上げに繋げて行く事が出来ます。

また、今回の記事はある程度売れるようになった状態で有効な方法ですので
自社ブランド商品や開業初期の場合は知名度や認知度の問題が絡んでくるので、値下げせず少し待ってみると良いと思います。