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2013年6月14日金曜日

初めて輸入買い付けに手を出す前に見てほしい8個のポイント。



ネットショップで取り扱う商材を探している時に
「海外商品」が売れる!みたいなコンサルさんや広告なんかを見かける事があると思います。
自分自身、間違った事ではないかなーって思うのですが、実際、僕も昔海外商品を取り扱っていた事がありまして、そのときに様々なトラブルに巻き込まれたので注意点を書いておきます。

商品を選ぶのは自由ですが、以下の事に気をつけて仕入れを行って下さい。

詳細は以下より↓






海外製品は驚くほど不良品が多い。

これは海外通販を利用した事のある方なら分かると思いますが、海外は商品管理を日本ほど徹底していないのか、
訳の分からない壊れ方をした製品なんかでも平気で送ってきたりします。

個人的にも海外業者とお取り引きをさせていただく事が多いですが、不良品が出た場合でも返送料などがものすごく掛かってしまうパターンがあるため、面倒を避けその商品については諦めてしまう事が多いです。

また、商品の入れ忘れなども多いので「足りないじゃん」という感じで催促を英語でやりとりしたりもあります。


海外製品は箱の破損や潰れが当たり前。

これも上記と同じで海外通販なんかを利用されたらよく分かる事ですが、
投げて渡してんじゃないのかとすら思うようなひどい潰れや破損などが結構あります。
日本ではパッケージも商品のうち的な感覚がありますし、中身の製品自体にも破損がいってる場合があるので検品は必須です。


海外は日本に比べてルーズなとこがある。

海外業者は早いとこもありますが、例えば買い付け等ネットで行う場合、向こうの業者がなかなか発送してくれない事があります。
僕は一ヶ月待たされて催促したら「ごめん、忘れてた、今から送ります」的な返事が来て半月後に届いた事もあります。


また、梱包等も適当なのであらかじめ覚悟しておいた方がいいです。日本なら梱包材で商品を包んで壊れないように出荷が当然ですが、向こう側では下手すると商品を一番下に置いてその上から梱包材を置くという意味不明なものから、あきらかな割れ物なのに梱包財無しでそのまま送ってくるような事も普通にあります。




商品の到着に時間がかかりすぎる。

海外は海の向こうです。船や飛行機で沢山の国の空港を経由してやってくるため、
早くても3−4日、遅い場合は半月くらいかかります。
早く送ってくれというとそのような宅配サービスもあるようですが、送料が数倍になる事が多いので気長に待てる心の余裕が必要です。



犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が高い。

海外は日本より詐欺などが頻発します。キレイな作りのサイトでも詐欺サイトだったり、悪徳業者だったりする可能性が一気に上がります。わざと不良品を送ってきたり商品が足りなかったり、払ったのに届かなかったりと。。。
実際僕自身、海外買い付けなどを行っていた頃、
数回この手の詐欺に巻き込まれ合計で大学初任給一ヶ月分くらいの額をだまし取られました。
くれぐれも注意してください。



為替の変動で利益が変わりまくる。

円やドルやユーロやポンドみたいな各国の通貨価格の上下に影響を受けやすいのが海外仕入れです。円が100円の時にユーロが120円の場合と、円が100円の時にユーロが135円の場合だと仕入れ価格がかなり変わってきます。
また、この差額は送料にも反映されてしまう上、
支払いにクレジットカード決済をする場合にはその時の価格ではなく少し後の為替価格で決定されてしまうため注意が必要です。
ここの価格で最終的な仕入れ値、売値、利益も違ってきてしまいます。


服等のサイズが大きい。

海外は主に欧米人向けのサイズで製品を作っているため、
同じサイズでも日本人にとっては大きめな場合が多いです。


もしアパレルなどを取り扱いたいと考えているなら下に書いている関税の部分と、サイズの部分はあらかじめ個人的に買ってみて計ったり着用したりして確認しておいた方が後々問題ないです。




関税に気をつけよう。

関税は商品を輸入した際に掛かる税金です。話題のTPPなどもこれに関連した仕組みとなっています。
関税は商品によってかかる税率がかなり違うため商品選びに注意が必要です。


例えば、シューズなどは海外価格が日本よりも安いように思われますが、

実は関税がすごく高いです。だいたい商品価格の30パーセントくらいかかります。

詳しくは以下の税関のページに大まかな記載があるので確認してください。


以上が個人的に注意している輸入製品の仕入れ販売の問題点です。
安易な気持ちで手を出すとお金を失う可能性があるので慎重に行って下さい。

これに気をつけているだけで海外からの輸入への心の準備が少し出来ると思います。